競艇の控除率25%とは何か|22万レースの払戻から確かめる
2026-10-10
舟券を買い続けると、なぜお金が減るのか。
答えは「予想が下手だから」ではありません。仕組みとして、最初から25%が引かれているからです。
ここでは、その25%が実際の払戻データにどう表れているかを見ていきます。
当サイトが手元に持っている229,452レース(2022年8月18日〜2026年10月9日)の払戻記録を使います。
数字はすべて公式の競走成績から積み上げたもので、推計ではありません。
売上の75%しか戻ってこない
競艇の払戻金は、売上から約25%を差し引いた残りを、的中した人で分け合う仕組みです。
この25%は、レースの開催費用・選手への賞金・自治体への納付金などに充てられます。
つまり 1万円ぶん買われたレースでは、7,500円しか払い戻されません。
誰が買っても、どの券種を買っても、この25%は先に引かれています。
予想の上手下手に関係なく、全員で分け合う原資がすでに75%になっているということです。
券種が違っても、引かれる割合は変わらない
「3連単は配当が大きいから有利では」と思われるかもしれません。
平均配当を並べると、確かに大きく違います。
| 券種 | 件数 | 平均配当(100円あたり) | 最高配当 | 最低配当 |
|---|---|---|---|---|
| 3連単 | 229,399 | 7,205円 | 761,840円 | 110円 |
| 2連単 | 229,426 | 1,819円 | 247,720円 | 100円 |
| 3連複 | 229,163 | 1,226円 | 149,920円 | 100円 |
| 2連複 | 229,355 | 920円 | 96,780円 | 100円 |
| 単勝 | 229,280 | 409円 | 89,170円 | 100円 |
| 拡連複 | 687,411 | 356円 | 30,220円 | 100円 |
| 複勝 | 458,085 | 234円 | 85,420円 | 100円 |
3連単の平均配当は複勝の約31倍です。しかしこれは「当たりにくいぶん、当たったときに大きい」というだけで、
どちらも控除率は同じです。
当たりやすい券種は、当たる回数が多いかわりに1回の配当が小さい。
当たりにくい券種は、当たる回数が少ないかわりに1回が大きい。
掛け算した結果は、どちらも75%に向かいます。
当サイトでも、買い方の型を5つに分けて学習に使っていない45,340レースで測りましたが、
的中率は4.3%から63.8%まで15倍の開きがあるのに、
回収率はどの型も75〜81%の範囲に収まりました。
(詳しくは的中率と回収率は別物という話)
100円の壁(元返し)
もうひとつ、知っておくとよい仕組みがあります。
払戻には100円という下限があります。 上の表の「最低配当」がほぼ100円で並んでいるのはそのためです。
1号艇が堅いレースで複勝を買うと、オッズが1.0倍になることがあります。
100円買って100円戻る。当たっても増えません。
これは「当たりやすい買い方をすれば勝てるのでは」という発想の、最後の逃げ道を塞ぎます。
的中率を上げていくと、その先に待っているのは元返しです。
実際、1号艇の複勝を全レース買い続けると的中率は72.0%になりますが、回収率は93.3%です。
10回に7回当たっても、100円が93円になります。
では、どうすればよいのか
控除率25%の壁を越えるには、75%の分配の中で、自分の取り分を人より多くするしかありません。
つまり「みんなが買っていない、しかし実際には来る艇」を見つける、ということです。
これは理屈としては可能です。ただし当サイトがこれまで測った範囲では、
買える条件で回収率100%を安定して超える買い方は、まだ見つかっていません。
- 買い方5つの型:すべて回収75〜81%
- 単勝の必要倍率(締切前に実際に見えるオッズで選ぶ):100%超えは0件
- 複勝283条件の総当たり:100%超えは0件
ここで「締切前に実際に見えるオッズ」と書いたのが大事な点です。
確定オッズで計算すると100%を超える条件はいくつも出てきますが、
そのオッズは締切後に決まる数字で、買う時点では存在しません。
買える値で測り直すと、すべて消えます。
見つかっていないものを「見つけた」と書くつもりはありません。
当サイトが予想とあわせて回収率を必ず並べて出しているのは、そのためです。
まとめ
- 競艇の控除率は約25%。売上の75%しか払い戻されない
- 券種を変えても控除率は変わらない。平均配当が31倍違っても同じ
- 払戻には100円の下限がある。当たっても増えないことがある
- 的中率を上げることと、回収率を上げることは別の話
舟券は、当たると楽しいものです。ただ「買い続ければ増える」ものではありません。
そこを分かったうえで、どの券種のどの買い方が自分に合うかを選ぶ——
当サイトはそのための材料を出しています。
舟券の購入は20歳からです。のめり込みに注意してください。